日本の育成年代(特に高校生)でよく聞く、行われる「食事のとり方」についての疑問。

今回は、食事に関するお話をしたいと思います。
ですが、栄養素等のお話ではなく、食べ方についてのお話になります。
なぜ、このテーマを今回選んだかと言いますと、中高生の選手などから、
「どんぶり飯を三杯も食べてるのに身体が全然大きくなりません」
「合宿で吐くまで食べさせれらるのですが、、、、」
みたいな質問などがたくさんから寄せられたからです。
身体を大きくするには食事は最も重要な要素であり、この部分が伴っていなければ、身体が強く、大きくなっていくことは絶対にありません。
今回のテーマは別名:「どんぶり飯問題!!」
→私が勝手に名付けただけですので気にしないでください、、、(笑)
日本は高校生になると、夏合宿などではとりあえず、どんぶり〇杯食べるまでは部屋に帰れないみたいなルールや、食事合宿と称して食べるだけの合宿がありますよね、、、
これは、上級生にとっては簡単でしょうが、新入生にとっては大きな壁となる問題ですよね。
私が高校生の時もご飯は最低三杯は食べなきゃダメだ!というルールがありましたからね(笑)
食べるのが遅い子は、みんなが食べ終わってから30分後でもまだ食べているみたいな状況もありますよね、、、
日本に多い食べ方に関する考え方とは?
それは、一回の食事量を増やすことで身体が大きくなると思っていることです。
つまり、どんぶり飯をいかに量食べれるか=強くなる!というような間違った考え方です。
確かに、トップクラスになる選手には胃袋の強さ(食べられる)も必要にはなると思います。
私も間近で見たトップレベルの選手はこんなにも食べるのか!!と驚いたこともあります。
これは、持って生まれたものや、幼いころからしっかり食べていたことで時間をかけて適応してきたわけであり、わずか2、3日で適応できるようなものでは無いと私は思っています。
胃腸に無理な負担をかけすぎると、パフォーマンスの低下や体調不良を招くことになります。
胃腸系の問題は身体全身に非常に大きく影響します。
→全身のだるさ、発熱、アレルギー症状を招くこともあります。
日本人の食事は朝、昼、晩の一日三回が基本的だと思います。
ですので、一回の食事でしっかり食べなければいけない!!という意識にもなりやすいのでは?という風に最近は感じております。
私たちが食べたものは腸で吸収されて初めて身体の源となってくれますので、いくら大量に摂取したからと言って、唾液・胃・膵臓等の各消化器官できちん消化され、腸で吸収されなければ意味がないのです、、、
(この部分が意外と理解されていない印象です)
「食べた分だけ栄養になる」と思っている人がいますが、吸収が悪いと「食べたものがそのまま便になって流れる」だけです。
海外の場合はどうなのか?
対して、海外の場合はどうなのかについて私が実際に見てきたお話をしたいと思います。
今回は、イギリスではなくスペインのお話をしたいと思います。
私は、たまたまイギリス滞在時の友達に多くのスペイン人がいました。
スペイン人は基本的に一日に5~6食ほど食べるのが当たり前です。
日本人からすると食べすぎでは??と感じるかもしれませんが、彼らにとってはそれが普通なのです。
私がマドリードの友達の家に遊びに行った際に体験した一日の食事スケジュール的には、
朝7時 朝食 コーヒーとドーナツやクロワッサンなど。
朝11時 2度目の朝食、早めのお昼? この時間にはサンドウィッチなどの日本だと朝食でも食べるような普通の食事をしました。
午後2時 ランチタイム(この時間がスペイン人の重要な時間)
      メニューとしては、パエリヤやパスタなどにお肉や魚など一日の食事量で最も量の多いものでした。
      日本人の私からすると、さっきも食べたのにこの時間にこの量食べるの?!みたいな感じでした(笑)
      お酒も飲んだりして、2時間くらいかけて食べていましたね、、、(いつ仕事してるん?ってなりますよね)
      お昼寝(シエスタ) 食後のお昼寝タイム。スペイン人には無くてはならないもの。
午後7時 軽めの夕食 タパスなどをつまんで食べていました。
午後10時 二回目の夕食 この時間の夕食は、一回目の夕食よりはしっかり食べる感じでした。
パンとハムやベーコンの揚げたものに、サラダやスープなどといった感じでした。
このような感じで、一回の食事量を増やすよりかは、食事回数を増やして、胃腸にあまり負担をかけずに効率よく吸収している印象でした。
このように、食べると太るのでは??と感じるかもしれませんが、
私があった友達は、男子はしっかりとした身体つきの人がほとんどで、女性は綺麗なプロポーションの人ばかりでした。

なぜ今回スペインの食生活をご紹介したかというと、Twitterでスペイン人は体格的(身体のサイズ)に日本人と似ているのに当たりなどが強いのはなぜですか?と連絡が来たからです。

そこで、私なりに色々と思い返してみると、食事のとり方が全く違ったことを思い出したからです。

日本の選手で、一度の食事量が増やせない選手や身体が大きくならなくて悩んでいる選手は、スペイン人のように食事の回数を増やすことで、より効率よく吸収できるように工夫してみるのも良いと思います。

日本には昔から白米をたくさん食べると強くなる!!みたいな考えがありますが、それではアスリートには不十分です!

きちんとした栄養素の補給(タンパク質、脂質、糖質のバランス)を意識したり、身体への負担なども考慮にいれて食事を摂取すべきです。

日本の場合はトレーニングも同様で、一回に長時間行うことや練習量でカバーしようとすることが現在でも多々ありますが、このような食事等の文化の影響も受けているのかもしれませんね。

1年間の食事の回数は約1085回と言われていますので、自分自身を強くできるチャンスをどのように考え、活かすのかによって一年後の結果は大きく変わってきます。

食事は、苦痛ではなく、美味しく、楽しんでするものだと思いますので、わざわざ吐くまで追い込む必要は全くないと思います。

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