私がTwitterのほうでもよく口にする、
「骨盤の動きが重要だ!」というフレーズ。
マンチェスター・シティのサネ選手のロッカールームでの様子。
立っている状態にも関わらず、滑らかで見事に動く骨盤。
座っては動かせても、立った状態になると難易度は一気にあがる。彼が安定して、高いパフォーマンスを発揮できるのもこういった部分がちゃんとできるのも関係していると思う。 pic.twitter.com/b21VcVEfST
— 奥村正樹(スポーツトレーナー/physiotherapist) (@Masa19901) 2018年12月13日
ですが、なぜそれが重要かなのかまではTwitterの方ではあまり述べておりませんでした。
(Twitterの場合文字制限があるので厳しいからという理由もございますが、、、)
まず筋肉には、働きに応じていくつかの種類に分類されています。
①体・関節を動かすための「骨格筋」→自分の意志で動かせる筋肉
②内臓をつくる「平滑筋」→自分の意志で動かせない筋肉
③心臓をつくる「心筋」→自分の意志で動かせない筋肉
の3種があります。
そのうち骨格筋は全体の40%を占めています。骨格筋だけで約400、平滑筋、心筋合わせるとなんと約600もの筋肉から私たちの身体は構成されているのです。
ポイントとしては、筋肉には自らの意志で動かせるものと動かせないものがあると理解してもらえればOKです。
今回お話する骨盤、背骨周りの筋肉は「骨格筋」に分類されますので、自分の意志で動かせる筋肉ということになります。
では、主にどのような筋肉があるのか??
皆さんはパッとそれらの筋肉をイメージし、お答えすることはできるでしょうか?
思い浮かぶのに多いものとすれば、上腕二頭筋やハムストリングス、大腿四頭筋などが挙げれらるでしょうか。
普段から、解剖学等を学んでいない人にはなかなかパッと思い浮かべたりするのは難しいと思いますので、今回はわかりやすく主要な筋肉のいくつかに絞ってお話したいと思います。
では、下記の図をご覧になってください。

私のTwitterのほうでも度々登場し、皆さんが大変気にしている(特にサッカー界では)、
ハムストリングや大腿四頭筋、脊柱起立筋、腸腰筋などは皆さんもご存じだと思います。
図を見てピンと来た方、またはもともと知識としてしっていたかたもいるかもしれませんが、
骨盤、背骨周りに付く筋肉の一番の働きは、
「姿勢を維持すること!!」
私の最近の投稿のなかでも反響の大きかったこちらの投稿。
奥村正樹(スポーツトレーナー/physiotherapist)@Masa19901 レアルマドリードのミーティング風景。 当たり前ですが、みんなきれいな姿勢で立って話を聞いている。 日本の高校生とかだと、この時の姿勢が背中が丸まっていたら、どちらか片方に重心を乗せて立っていたりしますよね、、、 トップレベルになれ… https://t.co/xTS0Hpv6am
ユベントスの選手の移動着かっこいいー!
そして、みんなモデルにしか見えないスタイルのよさ。
全員立ち姿があまりに美しいし、お尻の位置も高くて、大きくて、スラッと伸びている。
きれいな脚だ! pic.twitter.com/7kXdleusxa— 奥村正樹(スポーツトレーナー/physiotherapist) (@Masa19901) 2018年9月19日
あまりにもボールを持った際の立ち姿が美しいメッシ選手。
「ボールを中心にして立つ」というシンプルにして究極の動作の準備をしているから、いつでもどんな方向にも動作ができる。
余計な所に力が入らず、今にも動き出せそうなあまり自然で理想的な構え。
やっぱりこういう部分が違いなんだろうな。 pic.twitter.com/sdByCAlKBb— 奥村正樹(スポーツトレーナー/physiotherapist) (@Masa19901) 2018年9月16日
そう、世界のトップレベルになればなるほどきれいな基本姿勢は当たり前のようにきれいなのです!!
では、なぜ骨盤が大事なのか?
筋肉には、「起始」・「停止」という言葉があるのですがご存知でしょうか?
この言葉は非常に重要になりますのでしっかり覚えましょう!!
筋肉は縮むことで、働きがおこり、関節に運動が起こるのです。(ここテストにでます!笑)
「起始」とは、筋肉の付着部位のうち、基本的に筋肉が運動しても動かない方(身体の中心に近い部分)を指します。
「停止」とは、筋肉の付着部位のうち、基本的に筋肉が運動するときに動く方(身体の中心から遠い部分)を指します。
骨盤は多くの筋肉の「起始部位」となっているのです。
本日のメインのテーマである、なぜ骨盤、背骨の動きが重要なのか?ですが、
人体にはたくさんの筋肉があり、その「停止部」を意識して一つ一つトレーニングを行っていては正直らちがあきませんし効率が悪すぎます。
ですが、「起始部」と考えると、骨盤に集約できるわけです。
そのため、骨盤をうまく「前傾」、「後傾」、「中間位」に自由に動かすことができる、または保つことができるようになれば、
基準となる土台から付いている筋肉にも大きな影響を与えるわけです。
例えば、全身の筋肉が張っていても、骨盤のエクササイズをすればスッと緊張が取れてしまうこともあります。
ですが、アスリートの多くは(特にサッカー選手)、この大事な運動を軽視しがちな印象にあります。

私も普段から使わせてもらっているヒグアツ(@1983physio)さんの骨盤・背骨のメニュー。
この動きができない、硬い選手はすごく多い
背骨を動かす→骨盤の動きが必要
骨盤を動かす→股関節の動きが必要股関節の動きは、ストレッチで伸ばすのではなく「筋肉を動かす」ことでコントロールが可能になる pic.twitter.com/Nae86auyv0
— 奥村正樹(スポーツトレーナー/physiotherapist) (@Masa19901) 2018年8月28日
こちらはヒグトレで有名な樋口さんが考案されているトレーニングメニューのお1つ。
良かったら参考にしてみてください!
今まで骨盤の動きは大事とは聞いていたけど、
「なぜ、そこまで大事なのか」きちんと説明を受けていなかったり、きちんと聞いていないということもあると思います。
骨盤を動かすことは日常生活で言えば、座っていてもできますので、
電車での移動中や学校での授業中でも可能な一番時間と場所を選ばずにできるトレーニングです。
(詳しい、骨盤のトレーニングなどはまたまとめたいと思います)
授業中も姿勢を改善するトレーニングの一環だと過ごしてみてはいかがでしょうか?
日常の普段の姿勢がパフォーマンスを大きく左右する!!
骨盤の動きの調整におすすめのアイテム・本のご紹介
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